新着情報
関連企画 詳細決定!(2026.10.30更新)
アフタートークの登壇者が決定しました!
◆開催日時:11月7日(土)終演後
※11/7チケット購入者のみ
※同時手話通訳あり
◆登壇者:かわい いねこ、関場 理生、タニノ クロウ
「観たあとしゃべろ!」
この企画はその名の通り、終演後にお客様同士で思いのままに感想をお喋りする企画です。
申込不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください♪
◆開催日時:11月8日(日)終演後~1時間ほど
◆開催場所:オーバード・ホール 中ホール 2階ホワイエ
※出演者の参加はございません。
作・演出 タニノクロウ インタビュー(2026.9.28更新)
タニノクロウさんに聞く、「埋火」の魅力
~「何一つあきらめない」演劇づくりが、みんなにとってより良い作品に。
庭劇団ペニノの主宰・タニノクロウさんが作・演出を手がける新作時代劇「埋火(うずみび)」。香港、ウィーン、アテネで上演され、海外で高い評価を受けた本作が、いよいよ日本で初上演されます。
本作は、視覚障がいのある関場理生さんとかわいいねこさんが出演していることでも注目を集めています。お二人と共に創り上げた本作の魅力と舞台制作の裏側について、お話を伺いました。
―「埋火」は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?
香港国際芸術祭「No Limits」から、共同製作のお話をいただいたことです。「障がいのある方を起用したオリジナル作品を一緒につくりませんか」と声をかけていただき、今回の作品づくりが始まりました。
―本作は初の「時代劇」ですが、江戸時代を選ばれた理由は?
数百年前、世界で初めて盲目の人々が按摩を学ぶための組織をつくったのが日本だった、という史実を知り、現代よりも江戸時代という設定のほうが面白いのではないかと思ったからです。当時は、身分や性別、障がいの有無などによって、生き方が今よりもずっと限定されていた時代。そのなかで、障がいのある人が社会から与えられた役割をどう受け止め、そこからどうはみ出して生きてきたかを描きたいと考えました。
―視覚障がいのある方との舞台づくりで、意識されたことは?
「言葉以外の部分」をより緻密につくり込むことです。舞台上で方向や空間を把握できるよう、足の裏で感じる床の凸凹や木目、音、においなど、空間全体を使った立体的な演出効果にこだわりました。
すごいなと思ったのは、一度舞台を回っただけで、まるで見えているかのように頭の中で舞台空間が完成されていたことです。空間を掴むスピードがとても早く、本当に驚きました。

―特に印象に残っていることは?
自分らしい演出方法やこれまで私が大切にしてきたことを、何一つ諦めなかったことです。
最初にみんなで「困難なことも、簡単な方法を見つけて簡単に済ませることはしない」と決めていたので、とにかくコミュニケーションを大切にしました。難しいからやらないのではなく、どうしたらみんながより効率的に動けるかを考える。舞台美術家と安全に歩ける方法を考え、他の俳優と同じように演じられる舞台をつくっていきました。
そうやって一つひとつ丁寧に創り上げていくと、結果的に「みんなにとっていいもの」になっていくということに気づきました。
―海外での反応はいかがでしたか?
国によって違いもありましたが、どの国でも「視覚障がいのある俳優が、段差や小道具などの多い舞台に挑戦していることに心を動かされた」という反応がありました。脚本も含め、「言語や文化を超えた作品」と高い評価をいただけたのは嬉しかったです。
―では最後に、「埋火」を通してどんなことを感じてほしいですか?
視覚障がいのある方が感じている世界の切り取り方を、俳優の身体を通して感じ取ることができる、今までとはちょっと違う演劇体験ができる作品です。普段自分たちが見ている世界とは違う、もう一つの世界を体験し、見ること・見えないことを超えた意識の奥の部分が刺激される独特の感覚を味わってみてください。
演劇を「障がいがあるから無理」「自分には難しいもの」と決めつけず、少しでも「行ってみよう」と思う人が増えたらいいなと思います。障がいの有無にかかわらず、どんな人でも楽しめるんだ、関われるんだと感じてもらえるきっかけになればいいですね。

聞き手・文 大井 久美子
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世界各地で寄せられた声を集めました。(2026.9.18更新)
視覚を奪われた後、触覚こそが善悪の本質を見極めるのだ。
(香港公演より)
タニノの物語は、赦し、生き抜く術、突然の出来事への解決策、生きる喜び、そして謙虚さについて語っていた。
(ウィーン公演より)
タニノ作品の手法は、目に見えないほど、気づかぬほどに繊細でありながら鋭く、本質的な深みをもって観客の心に迫り、彼の精巧な舞台作品を鑑賞する者を、波のように押し寄せる純粋な感動で包み込む。
(アテネ公演より)









緒方 晋
柴田 鷹雄
百元 夏繪


