ワークショップ振り返り
おかげさまで、今年度の「コミュニティ・アーツ・ワークショップ」が無事に終了しました。
たくさん外にも出て、いろんな場所で、いろんな方とおどることができた2024年でした。
講師のなかむらくるみさんをはじめ、たくさんの方々のご協力のもと実施できたことに、心からの感謝を込めて、振り返ってみたいと思います。
2024年は、昨年も好評だった中ホールで開催の「みんなでおどろう!~中ホールで音あそび~」からスタート。
今回は、「音遊びの会」さんからバラエティに富んだいろんな楽器をお借りして、音を奏でながら、広い空間いっぱいにおどりました。
ずっと丁寧に続けているワークショップ「みんなでおどろう!<こども部>」。
走り回る子どもたちの生命力、みんなの発想力に今回もおどろかされました。
今年の「みんなでおどろう!<おとな部>」は、申込や参加が難しいというお声を聞く、障がいのある、おとなの方たちにもっとお届けしたいと、ご希望のあった福祉施設さんのもとへ出張するスペシャルな形で試みました。
笑いながらの時間はあっという間。
みなさんとっても自然体で「かがやき」さんの日常にひととき参加させていただいたようで、心がじんわりあたたかくなりました。
ワークショップと身構えず、その場に身をゆだねさせてもらえればいいのだと学びました。
自然豊かな中の体育館で、音楽に包まれながら動きまわりました。
いつもの動きや、この日はじめて見られた姿。
音楽家とのデュオのように共鳴している方もいました。
当日は気温が低めでしたが、ワークショップが終わるころには、心もからだもほこほこでした!
そして、毎年大切に行っている“アウトリーチ”活動も実施できました。
特別支援教育を学んでいる学生さんを対象に授業の一環としてお届けしました。
このワークショップに毎年参加してくれていた、富山大学の手話サークルさんとのご縁もあって実現したこの機会。
今回感じてくださったことが、小さな種のようになって、未来につながることがあればいいなと思います。
小・中・高等部の児童・生徒さん、そして先生方と過ごさせていただいた2日間。
自走できない方がほとんどで、重度重複障がいをお持ちの方や医療ケアが必要な方もいて、私たちにとってもチャレンジでしたが、五感をつかって、感じることを楽しむワークショップが生まれていました。
障がいのある方もない方も一緒に空間や時間を共有しませんか、と始めたこの企画。
今年は、各ワークショップを実施しながら、この風景が特別なものではなく、私たちにとって日常の、馴染んだものに感じられるようになっていました。
またね!と大きく手を振ってくれる参加者の中にもそれは感じられて、4年の月日、少しずつ重ねてきたことへの素敵なプレゼントを受け取っているような1年でした。
2024年も嬉しいことがいっぱいありましたが、一番嬉しかったのは、<中ホールで音あそび>の時の、このアンケートだったかもしれません。
たのしかった。
どきどきした。
むずかしかった。
おもしろかった。
おんがくがたのしかった。
だんすがたのしかった。
おとがきれいだった。
できてよかった。
紙いっぱいに書いてくれた、この言葉。
みなさんがこんな風に感じてくださるように、来年も「コミュニティ・アーツ・ワークショップ」を続けていくことができればと思っています。
みなさん、ゆるやかに一緒におどりましょう!
「コミュニティ・アーツ・ワークショップ2024」
https://www.aubade.or.jp/static/workshop/community_arts2024/