歌って踊って演奏した”みんなの”歌謡ショー

企画振り返り

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少し前の話になりますが、3月22日(土)、オーバード・ホールの恒例行事「楽市楽座」の一環として、市民の皆さんと9月から準備した「AUBADE Special Stage みんなの歌謡ショー」の本番でした。

リハーサルから本番まで余裕がなく、期待できる裏話は無いのですが、写真だけでも見ていただけたら幸いです。

3月に入ると8日(土)・9日(日)に稽古で、15日(土)からは17日を除いて毎日リハーサル。出演・演奏された皆さんは、年度末なのに(!)お仕事終わりに駆け付けてくださったり、有給をフル活用して遠方から来てくださったり、学校終わりにご家族の送り迎えで駆けつけてくれたり…皆さんが稽古に来た姿を見ただけで、もう感動していました。

お客様とのふれあいタイム
頼もしいMCとゲスト歌手の皆さん
ドレミファ・コンサート

16日(日)に最後の富山市民芸術創造センターでの稽古を終え、オフを挟んで、18日(火)からオーバード・ホールに劇場入り。19日(水)からはゲスト歌手も合流しました。
そして、ここからの市民の皆さんの集中力はすさまじいものでした。舞台上での熱量は上がっていく一方で、稽古終わりの楽屋での表情はぐったり…それでも、舞台にセットが配置され、照明がつき、バンドの生演奏が劇場に響き渡ると、皆さんの瞳がキラキラときらめいて…ありきたりな所感ですが、劇場って本当に素敵な空間だなと思いました。

そして、演出の本間憲一さんの情熱とユーモアや、音楽監督の境田桃子さんの気配り。これに触れずしては終われません。本間さんはフィードバックの時に、必ずギャグを入れて、緊張しがちな空気をほぐしてくださいました。本間さんのギャグやジョークは、いわゆる「おやじギャグ」だったりするのですが、おっしゃるときの表情がいたずら好きの少年のようだったりもして、何度聞いても飽きずに嬉しくなります。境田さんは何事にも丁寧に向き合うお人柄で、一人一人に対して心を砕いてくださいました。お二人をはじめ、スタッフ陣は稽古期間中、出演される皆さんが最大限活躍できるように構想を練り、積極的にコミュニケーションを図ってくださいました。

カーテンコールで舞台挨拶をする本間さん
境田マエストロとバンドの皆さん

そしてゲスト歌手の剣幸さん、澤武紀行さん、寺崎美幸さん…お三方には、市民の皆さんと楽しく交流し、素晴らしい歌声で支えていただきました。市民キャスト・バンドの皆さんも、私たちスタッフも、お三方とご一緒できるのがただただ嬉しかったのですが、ゲストの皆さんが舞台裏で、「市民の皆さんがずっと稽古してきた舞台だから」とおっしゃるなど、終始市民の皆さんを尊重してくださったことがとても印象的でした。お互いの尊敬の気持ちが相乗効果を生んでいたように思います。

出演されたダンサー&シンガーズ、バンドの皆さんは、本当にお疲れさまでした。市民の方もいらっしゃれば、バンドにはサポートメンバーとしてプロの方もいらっしゃり、それぞれの立場で役割をしっかり果たしてくださったのが、本番のステージでよく伝わってきました。市民の中にはご自身にできることを積極的に考えて実行してくださる方も沢山いらっしゃって、とても助けていただきました。

そして、最後になりましたが、お客様には開場前から長時間お並び頂いたり、当日券が完売してご希望の公演を断念いただかざるを得なかったりと、大変ご迷惑をおかけしました。開演後は、あたたかく客席から舞台を盛り上げて頂いて、とても励みになりました。本当に、ありがとうございました。

今年度、演出の本間さん、振付補の松本さん、演出助手の山本さんはワークショップ講師として、また富山にお越しくださいます♪改めて、「みんなの歌謡ショー」に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。今年はワークショップでお会いしましょう!

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