サイトスペシフィックな1週間

ワークショップ振り返り

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2026年6月1日(月)~7日(日)に富山市民芸術創造センターにて、ワークショップ&レクチャー「What Is Site-Specific?」を開催しました。

新たなジャンルとの出会い

私は、今回のワークショップで初めて“サイトスペシフィック”というアートジャンルを知りました。
講師のステファン氏(以下スティーブ:ワークショップでは親しみをこめてスティーブと呼んでいました♪)との事前オンラインミーティングや、共有いただいた資料を読んでも、実際にどんなことをするのかはっきりとしたイメージを掴めないまま、ワークショップ初日を迎えることに…。

ご参加いただいた皆さんの自己紹介では「サイトスペシフィックは初めて知ったけど、おもしろそうだと思って参加しました!」という方が多く、新たなジャンルに触れる期待感が伝わってきました。

サイトスペシフィックってなに?

サイトスペシフィックとは「特定の場所で、その場所だからこそ生まれる表現をつくること。また、その作品」を指します。

今回は、場所とのかかわりをより深く持つことができる「site-dependent(サイト・ディペンデント)=場所に依存した、その場所でしか成立しない」作品創りにチャレンジしました。
※サイトスペシフィックには、他にも様々な表現手法があります。

ワークショップの前半では「サイトスペシフィック」の定義や手法について、みっちり講義を受け、学生時代のような懐かしい脳の疲労感も。その後実際に、身体で実践してみて「なるほど!」と腑に落ちる感覚がとても心地よかったです。

芸術創造センターでの創作

テーマとなる場所の選定からスタートしたいところですが、開催が夜の時間帯に加え、梅雨も近く天候が安定しないなどの制約もあり、今回は「富山市民芸術創造センター」内3カ所の廊下を舞台とし、3グループに分かれて創作しました。

まずは、その場所を調べて‟知る”ことから始めます。
特徴(数える、測る、質感、色、形、音)や歴史、今は誰にどのように使われているか、そして地域の人々にとってはどういう場所か。本来ならここだけで1週間かけても良いくらい、サイトスペシフィック作品を創るには大切な過程だそうです。

そのなかで、皆さんにとっての「富山市民芸術創造センター」を聞くことができました。
同施設の前身である紡績工場でお母様が働いていた方や、ご自身の創作活動のために日々練習室に通っている方など、建物自体は同じでも、人によってまったく違う存在であり、見えている景色が違うことにも気づきました。

特に見てほしいポイントを絞り込み、どう表現するかアイディアを出し合うなか、スティーブのアドバイス1つで作品がぐっと良くなりました。振付や表現方法をゼロから創る難しさと、アーティストの素晴らしさを改めて実感する機会にもなりました。

いよいよ発表!?

限られた時間での創作を終え、いよいよお披露目!
正確には「完成した作品の発表」ではなく、創作途中の公開発表・共有の「ワーク・イン・プログレス」だとスティーブは言います。観た人の意見を受けて、さらにブラッシュアップし作品を仕上げるという楽しみは、またの機会に…。

3グループの成果発表の様子をぜひご覧ください!

最後に

このワークショップは、本当にたくさんの方の協力があって無事に終了することができました。
関わってくださったすべての皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。

「アーティスト・セッションTOYAMA」と銘打った企画の第2弾。ワークショップや対話を通して自分の知らなかった世界に触れ、自分ひとりでは辿りつけなかった視点や価値観に出会うことができました。私たちスタッフも、初めましてのジャンルにどんどん触れていきたいと思います!

今後もさまざまなワークショップで、皆様のご参加をお待ちしております!

映像・集合写真撮影:柳原良平

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