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主催公演
2015年、当時富山大学に在学中の赤岩友梨江さんが卒業制作で手掛けたことがきっかけで生まれた“漆サクソフォン”(監修:富山大学)。漆で加飾されたソプラノ・アルト・テナー・バリトンの4本は「四季」というテーマのもと季節の花が描かれており、それぞれ楽器の煌めきと、漆ならではの艶が絶妙に共存しています。
「富山の学生が創り上げた美しい作品を是非ご紹介したい。」そんな想いからコンサートを開催することになりました。
演奏するのは、卓越した4人のサクソフォニストによって2011年に結成された新鋭のサクソフォンカルテット「JG」。今回の富山お披露目コンサートでは、クラシックに根ざしつつもサクソフォンという楽器の可能性を広げるジャンルを超えたプログラムをご用意しました。
伝統的な日本の美しさや遊び心を堪能できる、世界初の傑作サクソフォン。世界に1本ずつしか存在しない、唯一の音色をお楽しみください。
「漆で加飾されたサックス」ということが注目を集めていますが、いったいどんな音色なのか?是非、この機会に聴きにお越しいただければと思います。
制作者の赤岩友梨江さんにとっては、「自分が吹きたいと思っていた理想の音色」ということで、プロの演奏会に吹いてもらうと「通常のサックスよりもまろやか」と好評を得ています。漆塗りが楽器の音色に与える効果は現在も研究中ですが、芯がありながら柔らかい音色を是非お楽しみください。
当日は下記のとおり、幅広いプログラムをご用意しています。個人的には、この「漆サクソフォン」のために書下ろされた楽曲≪永久の花≫を楽しみにしています。漆芸の時間をかけて何層にも漆を塗る様子が表現されている素晴らしい曲です。
日本の伝統芸能美が凝縮された能楽堂の空間において、漆サクソンフォンはいっそう美しく映えることでしょう。さらに今回、「牛島屋」様のご協力により、演奏者は和装で登場いたします。和の世界を引き立てる粋な演出もお楽しみください。【和装コーディネイト:「牛島屋」】※こちらのお写真は、宣伝用画像です。当日のコーディネイトをお楽しみに!
ロビーには、作家・赤岩さんが卒業制作で手掛けた「漆サクソフォン」を展示します。是非、お近くでご覧ください。
どのように「漆サクソフォン」が生まれたか、作家本人と師事した教授を迎えてのトークを予定しています。
ソプラノサックス/津田真人、アルトサックス/近藤瑛美、テナーサックス/小林正憲、バリトンサックス/笹尾淳一
2011年より「JEMMY S.Q」として活動を開始。2016年に結成5年目を迎え、デビューアルバムをリリースすることを機に、グループ名を「JG」へ改名。「JG」とは「Jemmy Genic」の略で、我々より生まれる音楽的遺伝子を未来へ残していくという意味が込められている。
2016年6月日本初となる、サクソフォン全てをYANAGISAWA純銀製シルバーソニックを利用したサクソフォンカルテットとしてレコーディングを行う。結成時よりライブやコンサートを多数開催し、幅広いジャンルやパフォーマンス、美しいサウンドで好評を得ており、その様子をNHKでも放送・紹介される。また音楽現代、PIPERS、THE SAX、Band Journal、musician等の雑誌でも取り上げられ注目を集めている。第10回横浜国際音楽コンクール室内楽部門第2位(管打楽器最高位)を受賞。
・サクソフォーン四重奏のための日本の四季/野村秀樹 編曲
・枯葉/J.コズマ作曲 浅利真 編曲
・ピアソラ・メドレー/A.ピアソラ
・永久の花より 「前奏曲」 第一曲「撫子」 第二曲「朝顔」 第三曲「寒椿」 第四曲「藤」/佐藤信人 作曲
・Cat in the JG-BOX for Saxophone Quartet 猫はしばしば箱にもぐる IV/菅野由弘 作曲
・ドゥーダー組曲/S.フォスター作曲 B.ホルコンブ編曲
※曲目は原稿となる場合があります。あらかじめご了承ください。
2018年11月2日(金)19:00開演(18:15開場)
一般2,500円 学生(大学生以下)1,500円 <全席自由・税込>
※未就学児童入場不可
一般発売日:2018年9月14日(金)~
アスネットカウンター TEL.076-445-5511 月曜日定休(月曜日が祝日の場合、翌平日休み)
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