劇的舞踊vol.4 ロミオとジュリエットたち 2018.7.14[sat]

  • TOP
  • プロフィール
  • 公演概要
  • 演劇ワークショップ 応募フォーム

ダークマスターTOYAMA

雄弁な身体と、響く言葉の旋律
舞踊×演劇で描く新たな“ロミオとジュリエット”の物語

2004年より新潟を拠点とし活動するNoismは、日本で唯一の劇場専属舞踊団として国内外で活躍し、高い評価を得ています。
7月、そのNoismが13年ぶりにオーバード・ホールに登場し、劇的舞踊『ROMEO&JULIETS』を上演します。

オペラやバレエ、演劇等で知られる物語を、舞踊家の確かな身体と重層的な物語構造でNoismオリジナルの物語として描く「劇的舞踊シリーズ」。
本シリーズは、「劇的=ドラマティックとは何か」を模索すると共に、“物語”を作品にすることが少なくなったコンテンポラリーダンス界に一石を投じるべく、2010年から創作を開始。これまで『ホフマン物語』『カルメン』『ラ・バヤデール―幻の国』を上演し、「言葉以上に観客のイメージを喚起する」と評され、鮮烈な物語を描きだしてきました。

劇的舞踊「ホフマン物語」2010年
劇的舞踊「カルメン」2014年
劇的舞踊「ラ・バヤデール~幻の国」2016年

Photo:Kishin Shinoyama

最新作『ROMEO&JULIETS』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をベースに、演出振付・金森穣がオリジナルの台本を執筆。精神病院を舞台に、 “ロミオ”と“ジュリエット”と彼等を取り巻く人々を描きながら、現代社会へと通じるテーマを浮かび上がらせます。

今回は、金森を含むNoismの舞踊家11名に加え、SPAC-静岡県舞台芸術センター所属の俳優8名が出演。舞踊家の雄弁な身体と俳優が自在に操る言葉の旋律が、重層的に鳴り響きます。

誰もが知る恋愛悲劇が金森の手によってどのように生まれ変わるのか、今を生きる私たち人間の本質に迫る、新たなロミオとジュリエットの物語が誕生します。

Noism1×SPAC
劇的舞踊vol.4『ROMEO&JULITES』trailer

Photo:内藤 雅子

金森穣 Jo Kanamori|演出振付・出演 コメント

「踊るメンバーを見ながら想起されるものも多く、台本は変化していきます。これまでは俳優が舞踊家に加わるスタイルでしたが、今回は俳優8人、舞踊家11人と約半数ずつの構成です。戯曲の言葉はそのままですが、話す状況が変わるので、おなじみの物語とはまったく異なるものになるでしょう。ロミオを通して男の妄想やダメさ加減を、複数のジュリエットを通して女性の多様性や複雑な面を表現したい。」
※情報誌MiteMite 春号 インタビューより

情報誌MiteMite 特集「ROMEO & JULIETS」はこちらからご覧いただけます。
MiteMite Vol.56 Spring 2018 リンク

Photo:内藤 雅子

射水市出身 Noism1メンバー 中川賢 コメント

「今、僕が信じている、素晴らしいと思って8年間力を注いできたものをお見せできることに自信を持っています。舞踊家と役者が混然一体となって創りだす世界的にも珍しい作品です。是非ご覧ください。」

金森の高度な要求に食らいつき、鍛え上げられた舞踊家の身体と、役者の言葉が、愛や絶望、人間の複雑で繊細な喜怒哀楽を饒舌に語る。
舞踊家と役者の表情や目の動きに至るディテールまで見逃せない。

劇的舞踊シリーズ ダイジェスト

★劇的舞踊vol.1『ホフマン物語』ダイジェスト

★劇的舞踊vol.2『カルメン』初演ダイジェスト

★劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール—幻の国』ダイジェスト

新潟・静岡での稽古

新潟と静岡、それぞれの劇場を拠点に、世界を見据えた活動を行う舞踊団Noismと劇団SPAC。共に公共劇場の専属集団だからこそ可能な時間・空間・集団性を最大限に活かして作品を創り上げます。

6月16日(土)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館にて、Noismサポーターズ会員向けの「公開リハーサル」が開催されました。ご覧になったサポーターズ会員さんの感想はコチラ

Photo:遠藤 龍
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 × オーバード・ホール × SPAC-静岡県舞台芸術センター 連携プログラム

プロフィール

出演 Noism1

りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館を拠点に活動する日本で唯一の公共劇場専属舞踊団。演出振付家・舞踊家の金森穣がりゅーとぴあ舞踊部門芸術監督に就任したことにより2004 年に設立。プロフェッショナルカンパニーNoism1 と研修生カンパニーNoism2で構成。Noism1はモスクワ・チェーホフ国際演劇祭との共同制作や、サイトウ・キネン・フェスティバル松本のオペラ&バレエへの出演など、国内や海外各地で多岐に渡って活動している。舞踊家たちの圧倒的な身体と鋭い問題意識に裏打ちされた作品、新潟から世界を見据えたカンパニー活動は、21 世紀の新たな劇場文化モデルとして各方面から注目を集めている。 www.noism.jp

SPAC

静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団であり、舞台芸術作品の創造・上演とともに、優れた舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を事業目的とする。1997 年から初代芸術総監督鈴木忠志のもとで本格的な活動を開始。2007 年より宮城聰が芸術総監督に就任し、さらに発展させている。演劇の創造、上演、招聘活動以外にも、教育機関としての公共劇場のあり方を重視し、中高生鑑賞事業公演や人材育成事業、アウトリーチ活動などを続けている。2013年8月には、全国知事会第6回先進政策創造会議により、静岡県のSPACへの取り組みが「先進政策大賞」に選出された。

金森穣 Jo Kanamori|演出振付・出演

演出振付家、舞踊家。りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督/Noism芸術監督。17歳で単身渡欧、モーリス・ベジャール等に師事。ルードラ在学中から創作を始め、NDT2在籍中に20歳で演出振付家デビュー。10年間欧州の舞踊団で舞踊家、演出振付家として活躍したのち帰国。2004年4月、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館舞踊部門芸術監督に就任し、日本初の劇場専属舞踊団Noismを立ち上げる。近年ではサイトウ・キネン・フェスティバル松本での小澤征爾指揮によるオペラの演出振付を行う等、幅広く活動している。新潟市文化創造アドバイザー、京都芸術センター運営委員。平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞、平成20年度新潟日報文化賞ほか受賞歴多数。
www.jokanamori.com Twitter/@jokanamori

中里 唯馬 Yuima Nakazato(YUIMA NAKAZATO)|衣裳

彫刻家の父と彫金家の母の間に生まれ、幼いころから現代アートや様々な表現に囲まれて育つ。独学で服作りを開始し、ベルギーアントワープ王立芸術アカデミーファッション科入学。卒業コレクションがヨーロッパで数々の賞を受賞。2016年からパリ・オートクチュール組合より招待デザイナーに選ばれパリでコレクションを発表。テクノロジーとクラフトマンシップを組み合わせた新しいものづくりを提案する。
www.yuimanakazato.com

須長 檀 Dan Sunaga|美術

SWEDEN生まれ。王立KONSTFACK大学院卒業後、Sunaga Design Office設立。Swedenメーカーへデザイン提案を行う。2008年Nordic Design Award受賞。2009年ELLE Design Award Year of Furniture受賞。 軽井沢にSUNAGA DESIGNとデザインクラフトショップNATURを設立。 Noism『NINA─物質化する生け贄』や『solo for 2』、『愛と精霊の家』、『The Dream of the Swan』、unit-Cyan『シアンの家』の美術等、金森穣演出振付の舞踊作品でのオブジェデザインも担当している。
sunagadesign.com

Photo:Yoshiaki Tsutsui

田根 剛 Tsuyoshi Tane(ATELIER TSUYOSHI TANE ARCHITECTS)|美術

1979年東京生まれ。建築家。ATELIER TSUYOSHI TANE ARCHITECTSを設立、フランス・パリを拠点に活動。2016年に開館した『エストニア国立博物館』や2012年の新国立競技場基本構想国際デザイン競技案『古墳スタジアム』など国際的な注目を集める。フランス文化庁新進建築家賞、フランス国外建築賞グランプリ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞 。2012年よりコロンビア大学GSAPPで教鞭をとる。
www.at-ta.fr

公演概要

Noism1×SPAC 劇的舞踊 vol.4
ROMEO & JULIETS ロミオとジュリエットたち

演出振付 金森穣
音楽 S.プロコフィエフ《Romeo & Juliet》
衣裳 YUIMA NAKAZATO
美術 須長檀、田根剛(Noismレパートリーより)
原作 W.シェイクスピア『ロミオとジュリエット』(河合祥一郎訳より)
出演 Noism1+SPAC

Noism1=

井関佐和子、中川賢、池ヶ谷奏、吉﨑裕哉、浅海侑加、
チャン・シャンユー、井本星那、鳥羽絢美*、西岡ひなの*、
山田勇気**、金森穣**(*準メンバー、**特別出演)

SPAC=

大内米治、貴島豪、鈴木真理子、武石守正、舘野百代、
野口俊丞、布施安寿香、三島景太(50音順)


公演日 2018年7月14日(土) 17:00開演(16:30開場)
会場 オーバード・ホール
料金 チケット発売中!
一般4,000円 ジュニア(高校生以下)2,000円
<全席指定・税込>
※未就学児入場不可
プレイガイド アスネットカウンター(オーバード・ホール1階)☎076-445-5511 ※月曜日定休(月曜日が祝日の場合、翌平日休み)
アスネットオンラインチケット
アーツナビ[富山県民会館/富山県教育文化会館/高岡文化ホール/新川文化ホール]
ローソンチケット(Lコード=53770)TEL:0570-084-005
チケットぴあ(Pコード=485-723)TEL:0570-02-9999
主催 公益財団法人富山市民文化事業団、富山市
共催 北日本新聞社、チューリップテレビ
助成 一般財団法人 地域創造
お問い合わせ先 (公財)富山市民文化事業団 ☎076-445-5610(平日8:30~17:15)

応募フォーム

【募集は終了しました!】

SPAC俳優による 演劇ワークショップ

『ROMEO & JULIETS』に出演するSPAC俳優による演劇ワークショップを開催!
プロの俳優によるナビゲートのもと、日常では眠っている身体感覚を意識化して、声を出したり、からだを動かしたり。SPAC俳優が日頃から行っているトレーニング・メソッドも取り入れながら、演劇の基礎を体験します。
演劇を志す人も、やったことがない人も、どなたでも大丈夫。
それぞれの経験に合わせて、明日への活力や、自身の表現活動のヒントを見つけてください!

講師 貴島 豪/舘野百代/三島景太
日時 平成30年7月11日(水)19:00〜20:30
会場 オーバード・ホール地下2階 リハーサル室
対象 高校生から70歳までの健康な男女20名
※経験は問いません。未経験者大歓迎!
受講料 1,000円
※公演チケットをご購入の方は無料(ワークショップ当日公演チケットをご提示ください)
受付開始 2018年6月29日(金)午前10時〜
※先着順。定員に達し次第締め切ります。
申込方法 下記の応募フォームよりお申し込みください。
主催・お問合せ (公財)富山市民文化事業団 ☎076-445-5610(平日8:30~17:15)

ワークショップ講師プロフィール

©SPAC,Photo:Nakao Eiji

貴島豪 Tsuyoshi Kijima

宮崎県出身。水戸芸術館ACM 専属俳優を経て、1998年よりSPAC に所属。鈴木忠志(前・SPAC 芸術総監督)のもと、アテネで開催された第1回シアター・オリンピックス(’95年)では代表作『ディオニュソス』の主役・ペンテウスを演じるなど数々の主要な役を務め、現在に至るまで多数のSPAC作品に出演している。そのキャリアの中で、クロード・レジやオマール・ポラスといったヨーロッパを代表する演出家とも長年親交を重ね、国内のみならず海外での上演経験も豊富。主な出演作は、『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)、『夜叉ヶ池』『真夏の夜の夢』(演出:宮城聰)、『室内』(演出:クロード・レジ)、『盲点たち』(演出:ダニエル・ジャンヌトー)等。

©SPAC,Photo:Nakao Eiji

舘野百代 Momoyo Tateno

東京都出身。'91年水戸芸術館ACM専属俳優、SCOT(Suzuki Company Of Toga)を経て、'98年よりSPACに所属。老若男女問わず様々な役を演じ分け、長きに渡り第一線で活躍し、国内外で様々な演出家と作品を創作している。主な出演作は、『ディオニュソス』『イワーノフ』、別冊谷崎潤一郎より『お國と五平』(演出:鈴木忠志)、『マハーバーラタ』『アンティゴネ』(演出:宮城聰)、『ドン・ファン』『ロミオとジュリエット』(演出:オマール・ポラス)、『オイディプス』『変身』(演出:小野寺修二)、『しんしゃく源氏物語』(演出:原田一樹)等。

©SPAC,Photo:Nakao Eiji

三島景太 Keita Mishima

1水戸芸術館ACM専属俳優を経て、1997年創立時よりSPACに所属。鈴木忠志、宮城聰、今井朋彦、小野寺修二、原田一樹、イ・ユンテク、オマール・ポラス等様々な演出家の作品に出演。国内外70都市以上での公演経験を持つ。ジャン・ランベール=ヴィルド演出にて一人芝居『ジャン×Keitaの隊長退屈男』を静岡(2014年)およびフランス(2014・2016年)にて好演。主な主演作は『ロビンソンとクルーソー』(演出:イ・ユンテク)、『ドン・ファン』(演出:オマール・ポラス)、『ドン・キホーテ』(演出:原田一樹)等。

SPAC俳優による 演劇ワークショップ

必要事項をご記入のうえ、「確認」ボタンを押してください。送信できない場合は、お手数をおかけしますが電話にてお問合せください。

お問合せ先/ (公財)富山市民文化事業団 総務企画課 ☎076-445-5610 (平日8:30~17:15)

注意事項

以下2点にご同意いただき、お申込みください。

1. 個人情報の取り扱いについて
応募にかかわる個人情報は、本ワークショップの開催・運営、およびそれに関連する業務のために必要な範囲内でのみ利用させていただきます。予めご了承ください。
2. 取材について
本ワークショップでは、テレビ・新聞など、報道関係者が取材をさせていただく場合がございます。
写真やインタビューが放送・記事となる可能性があることを予めご了承ください。
前の画面に戻る
PAGE TOP