新国立劇場バレエ団 シンデレラ 2017年1月8日(日) 14:00開演/13:15開場

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みどころ

新国立劇場バレエ団、初の富山公演!
夢のように美しいシーンの数々を豪華なバレエで。

「シンデレラ」は新国立劇場バレエ団の冬の定番演目として多くの観客に愛されている作品です。英国ロイヤルバレエ版のアシュトン振付による華やかで格調高い本作は、数あるバレエ『シンデレラ』の中でも最高傑作とされ、世界中の数多くのバレエ団によって上演されています。日本では唯一、新国立劇場バレエ団だけが持つ貴重なレパートリーです。 また、オーケストラの生演奏でお贈りするプロコフィエフが作曲した音楽は、色鮮やかで抒情的なメロディーとリズム感にあふれ、本作の大きな魅力となっています。
四季を奏でる音楽にあわせて踊る春夏秋冬の妖精たち。時計が12時になったと同時にシンデレラの魔法がとける、驚くような仕掛け。意地悪な姉妹が見せる愉快なマイム・・・。
物語は幸福感に彩られ、新春に相応しいバレエ作品として期待が高まります。

あらすじ

〈 第1幕 〉 シンデレラは、父親と二人の義理の姉と暮らしている。姉たちは好き勝手に振る舞い、シンデレラを召使のように扱っている。汚れた灰色の服で家中を掃除するシンデレラ。それでも笑顔を絶やさず、物乞いの老婆にも優しく接する。
宮殿の舞踏会に招かれている姉たちは派手に着飾り、ダンスのレッスンを受けて父親とともに出かけていく。
一人残されたシンデレラのもとに、先ほどの老婆・・・実は仙女が現れる。仙女が春夏秋冬を出現させる間に、かぼちゃは馬車に、シンデレラは美しいドレス姿に変身。12時の鐘が鳴り終わる前に戻ってくるようにと念を押す仙女に見送られ、シンデレラは期待に胸を膨らませ、お城へと向かう。

〈 第2幕 〉 宮殿の舞踏会。シンデレラが広間に入ってくると、輝くばかりの気品、軽やかな足どりが人々を魅了し、王子までもが心を奪われる。
踊りながら距離を縮めていく王子とシンデレラ。しかし12 時を告げる鐘が鳴りはじめ、シンデレラは大慌てで立ち去り、ガラスの靴を片方落としてしまう。

〈 第3幕 〉 家に戻ったシンデレラは、夢のような時間を思い返している。そこに王子一行がやってくる。片方残った靴を手掛かりに、舞踏会で出会った女性を探しているのだ。
小さな靴に無理やり足を入れようとする姉たちを見かねたシンデレラが飛び出したとき、ポケットから転がり落ちたのは、もう片方の靴。王子は、身なりは貧しくとも、彼女こそが自分が探している女性だと悟り、その手を取る。仙女の祝福を受けた二人は永遠に結ばれるのだった。

3分でわかる!バレエ『シンデレラ』

キャラクター紹介

シンデレラ

Cinderellaは灰かぶりという意味を含みます。カマドの傍で灰まみれだったシンデレラが、仙女の魔法の杖の一振りで美しく変身。彼女が舞踏会に登場する場面はハイライトのひとつ。夢見ているかのようにポワントで階段を降りるシーンは必見です。

義理のお姉さんたち

アシュトン振付の『シンデレラ』は英国振付家による初めての全幕バレエ。意地悪な義理の姉たちは男性ダンサーが演じます。1948年初演時は偉大なキャラクター・ダンサーでもあったアシュトン自身が踊りました。英国のマイムの流れを組み、男性が演じることで滑稽で憎めない役となっています。

仙女・四季の精

童話やアニメの魔法使いのおばあさんは、このバレエでは美しい仙女の姿で現れます。春の精は新鮮な光で新しい生命力に満ち溢れ、夏の精は暑くけだるくて夢見がち。秋の精では風が吹きすさび、冬の精は氷のように冷たいきらめきを放ちます。これらのソロは技術的に難しいですが、四季それぞれの感覚や雰囲気を表現しています。

かぼちゃの馬車

大きなかぼちゃが、魔法の杖で光り輝く四輪馬車に変わる場面は息を呑むように美しいシーン。かぼちゃが馬車に変わるのは原作者ペローの発案。17世紀終わりの馬車の車体の底はかぼちゃのように丸かったのです。

撮影:瀬戸 秀美、鹿摩 隆司

出演

シンデレラ:米沢 唯 Yonezawa Yui
新国立劇場バレエ団プリンシパル

愛知県出身。塚本洋子バレエスタジオで学ぶ。国内国外の数多くのコンクールに入賞し、2006年に渡米しサンノゼバレエ団に入団。10年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団した。ビントレー『パゴダの王子』で初主役を務め、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』『ジゼル』『火の鳥』ほか数々の作品で主役を踊っている。13年プリンシパルに昇格。全国舞踊コンクールジュニアの部第1位、ヴァルナ国際バレエコンクールジュニアの部第1位、05年世界バレエ&モダンダンスコンクール第3位、06年USAジャクソン国際バレエコンクールシニアの部第3位など国内外のコンクールでの受賞歴も多い。14年中川鋭之助賞受賞。

王子:井澤 駿 Izawa Shun
新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト

群馬県出身。関田和代、菅居理枝子、田中洋子に師事。山本禮子バレエ団付属研究所、菅居理枝子バレエアカデミー、バレエスタジオDUOで学ぶ。2012年全国舞踊コンクール・バレエ第一部第1位、ユースアメリカグランプリ・NYファイナル・ブロンズメダル、13年こうべ全国洋舞コンクール・バレエ男性シニアの部第1位。14年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団し、12月の『シンデレラ』で全幕主役デビューを果たした。その後も、プティ『こうもり』、ダレル『ホフマン物語』、『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』などでの主演も好評を博している。2016/2017シーズンよりファースト・ソリストに昇格。

新国立劇場バレエ団 THE NATIONAL BALLET OF JAPAN

日本最高峰のバレエ団として
新しい舞台芸術の拠点として開場した新国立劇場とともに、1997年に島田廣芸術監督のもと新国立劇場バレエ団は発足しました。バレエ団は、「白鳥の湖」をはじめとする古典作品から、アシュトン、バランシンといった振付家による20世紀の名作、さらには現代振付家の作品に至るまで幅広いレパートリーを持っています。また、世界の振付家に新作を委嘱して新国立劇場オリジナル・バレエのレパートリー化を図るなど、バレエ団としての独自色も打ち出しています。2004年には「ライモンダ」で、朝日舞台芸術賞を受賞。 2008年には米国ケネディ・センターにおいて海外デビューを果たし、翌2009 年にはモスクワ・ボリショイ劇場に招待され、牧阿佐美振付のオリジナル作品「椿姫」を上演し大きな成功を収めました。海外では、ソリスト陣とともに、特に美しいコール・ド・バレエは絶賛され、国際的にも高い関心と評価を得ました。
2005年に「カルミナ・ブラーナ」上演の際、現代英国を代表する振付家であり、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの芸術監督であるデヴィッド・ビントレーとバレエ団は公演を通じて強い信頼関係を築き、2008年に、ビントレーは新国立劇場バレエ団のために新作の全幕バレエ「アラジン」を振り付け、2010/2011シーズンより当バレエ団の芸術監督に就任。ビントレー芸術監督のもとバレエ団は「A New Direction」というテーマを掲げ、近現代のレパートリーの幅を拡げました。2011年には彼の振付による新作の全幕バレエ「パゴダの王子」を世界初演し、英国バーミンガム・バレエでも当バレエ団の小野絢子、福岡雄大をゲスト・プリンシパルとして招聘し上演、高く評価されました。
2014年9月、バレエ団は大原永子を芸術監督に迎え、新たな時代を推し進めました。就任の幕開けには古典の最高傑作「眠れる森の美女」を新制作し、続くシーズンは英国ドラマティック・バレエの名作「ホフマン物語」で開幕。大原監督のもと、当バレエ団の特徴である正統派クラシックバレエや、演劇的作品をこれまで以上に高い水準で上演し、好評を博しています。2016/2017シーズンはドラマティック・バレエの最高傑作「ロメオとジュリエット」で幕を開けます。新シーズンも古典から現代作品まで幅広い作品をお届けします。

撮影:鹿摩 隆司

指揮:冨田 実里

2013年1月、日本バレエ協会関東支部神奈川ブロックの公演にて「ドン・キホーテ」全幕を指揮してバレエ指揮者としてのデビューを飾る。
同年、日本バレエ協会関東支部より発売された「バレエコンクールIN横浜課題曲集」CD録音の指揮を全曲担当。
また新国立劇場バレエ団において、「ドン・キホーテ」「白鳥の湖」「パゴダの王子」「眠りの森の美女」「シンデレラ」「ラ・バヤデール」「こうもり」「ラ・シルフィード」「アラジン」等、数々の公演の副指揮者を務め、この活躍は2015年3月文藝春秋特別号「日本を代表する女性120人」の一人として掲載された。
2015年、英国でイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)の客演指揮者として招聘され、「ロメオとジュリエット」「くるみ割り人形」の公演を指揮して好評を得た。今後もENBの公演指揮者として招かれている一方、日本でも活躍の場を着実に広げており、新国立劇場バレエ団とは今回が初めての共演となる。
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。桐朋学園大学音楽学部指揮教室にて指揮の研鑽を積む。2007~2008、2010~2013年度ロームミュージックファンデーション音楽セミナー指揮者クラスに参加。2011年8月、ハンガリーの指揮マスターコースにてドナウ交響楽団を指揮して、オーケストラより特別賞を贈られる。
指揮者の活動以外にも、バレエのリハーサルピアニストを務める等、ピアニストとしてオペラ・室内楽・現代音楽等様々な分野で活動の場を広げている。
第9回日本クラシック音楽コンクール全国大会審査員特別賞受賞。サントリーホール20周年記念公演デビューコンサート<レインボウ21>、国立音楽大学卒業演奏会、第77回読売新聞社主催新人演奏会に出演。
これまでに指揮を故・堤俊作、湯浅勇治、松沼俊彦、ピアノを木下まさみ、草野明子、ソルフェージュを三ッ石潤司の各氏に師事。

管弦楽:東京フィルハーモニー管弦楽団

1911年創立。日本で最も長い歴史を持つオーケストラ。約130名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督はチョン・ミョンフン。定期演奏会を中心とする自主公演、新国立劇場を中心としたオペラ・バレエ演奏、『名曲アルバム』をはじめNHK他における放送演奏など、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開している。海外公演も積極的に行い、2014年3月のアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーに続き、2015年12月には日韓国交正常化50周年を記念しソウルと東京の2都市でチョン・ミョンフン指揮のもとソウル・フィルハーモニー管弦楽団と合同演奏会を行い、国内外の注目を集めた。1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。また東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

公演概要

オーバード・ホール開館20周年記念事業
新国立劇場バレエ「シンデレラ」

芸術監督 大原永子
音楽 セルゲイ・プロコフィエフ
振付 フレデリック・アシュトン
監修・演出 ウェンディ・エリス・サムス、マリン・ソワーズ
装置・衣裳 デヴィッド・ウォーカー
照明 沢田祐二
開催日時 2017年1月8日(日)
14:00開演(13:15開場)
会場 オーバード・ホール
入場料 S席12,000円、A席10,000円、B席8,000円、C席6,000円、学生券2,000円(限定50席)完売
[全席指定・税込]

※学生券は小学生から大学生までが対象で、アスネットカウンターのみで販売します。
※学生券をお持ちの方は公演当日の空席からお席をご用意します。
※未就学児のご入場はお断りします。
※やむを得ない事情により、出演者が変更となる場合があります。ご了承ください。
チケット
発売日
アスネット会員先行発売:11月5日(土)のみ
一般発売:11月12日(土)~
プレイガイド アスネットカウンター☎076-445-5511
チケットぴあ☎0570-02-9999(Pコード:453-999)
ローソンチケット☎0570-084-005(Lコード:52814)
アーツナビ
富山大和
主催 (公財)富山市民文化事業団、富山市
共催 北日本新聞社、北日本放送
制作 (公財)新国立劇場運営財団
助成 文化庁(平成28年度文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業)

ワークショップ

【募集は終了しました!】

新国立劇場バレエ団「シンデレラ」プレイベント
はじめてのバレエ・ワークショップ

新国立劇場の現役ダンサーによる未経験者向けのバレエ・ワークショップを開催します!
子どもと大人クラスに分かれて誰でもできるやさしいプログラム内容を予定しています。
どうぞこの機会に気軽にチャレンジしてください!

対象 子供クラス:小・中学生(バレエ未経験またはバレエ経験1年未満対象)
大人クラス:高校生から70歳まで(バレエ未経験または初心者対象)
開催日時 2016年11月26日(土)
子供クラス:13:00~14:20 大人クラス:15:30~16:50
会場 富山市民芸術創造センター
講師 新国立劇場バレエ団 ダンサー
参加費 子供:500円 大人:1,000円
定員 各クラス30名程度(応募多数の場合は抽選となります)
申込方法 応募フォームまたは、お電話でお申込みください。
応募フォームはこちら
電話
お申込み先
(公財)富山市民文化事業団 総務企画課
☎076-445-5610(平日8:30~17:15)
募集期間 10月3日(月)AM10:00~10月30日(日)
※決定通知は11月初旬頃、郵送でご案内します。

応募フォーム

新国立劇場バレエ団「シンデレラ」プレイベント
はじめてのバレエ・ワークショップ

必要事項をご記入のうえ、「確認」ボタンを押してください。送信できない場合は、お手数をおかけしますが電話にてお問合せください。

お問合せ先/(公財)富山市民文化事業団 総務企画課 ☎076-445-5610 (平日8:30〜17:15)

注意事項

以下3点にご同意いただき、お申込みください。

1. 応募多数の場合
応募多数の場合は抽選とし、受講をお断りする場合があります。
2. 個人情報の取り扱いについて
応募にかかわる個人情報は、本ワークショップの開催・運営、およびそれに関連する業務のために必要な範囲内でのみ利用させていただきます。予めご了承ください。
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本ワークショップでは、テレビ・新聞など、報道関係者が取材をさせていただく場合がございます。写真やインタビューが放送・記事となる可能性があることを予めご了承ください。
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