西本智実が創る世界初演オペラ ストゥーパ 〜新卒塔婆小町〜 2017 10/1(日) 開演14:00 (13:00 開場)

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  • 公演概要

みどころ

富山だけの特別なステージ

オーバード・ホールで今年の秋に幕を開ける世界初演オペラ「ストゥーパ~新卒塔婆小町~」。
演出台本はもとより照明や衣装、小道具等々にまでマエストロ西本智実が総合プロデュースするこの舞台は、「能」で表現されている“幽玄”の世界をオーケストラと合唱が奏で、俳優陣がドラマを演じる総合芸術である。
この革新的な舞台はまさに「イノベーションオペラ」。
洋楽器を用いて和楽器の音を表現するなど、“和”と“洋”の文化が融合された挑戦的なオペラといえる。
そんな特別なステージが富山だけで実現する。

アジア発の作品を生み出したい。

2012年、自身が芸術監督としてオーケストラ・オペラ・バレエ・合唱から成る「イルミナート」をプロデュースし、日本の伝統芸能を取り入れたオペラの演出を手がけたりなど、革新的な挑戦を続けるマエストロ西本智実。
近年は日本と欧州、古典と現代という文化融合を次々と実現させてきた(京都南座オペラ「蝶々夫人」、「泉涌寺音舞台」等)。
また、2013年「ヴァチカン国際音楽祭」にアジア初の団体として招聘され、大きな喝采を浴びた『西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラ&イルミナート合唱団』。今年も5年連続で招聘されることが決定し、今ではウィーンフィルと並んで、音楽祭のホスト・オーケストラとして2本の柱として位置付けられている。

クラシックの世界では常にヨーロッパがお手本で、私たちアジア人はどれだけ彼らに近づけるかという基準で評価されることに疑問を感じていたという西本智実。
アジア発の作品を生み出し、世界中の人達に興味を持ってもらい共有できる価値観を生みだすこと。
そして世界に向けてもっと発信したい。
そんな思いを形にした舞台がついにオーバード・ホールで実現する。

洋楽器で和楽器の音を。

「この舞台では、全て洋楽器でまるで和楽器にしか聴こえない音も出したいと考え作りました。西洋楽器で特殊奏法も用い能管や尺八、鼓のような音を」
「和楽器奏者が海外で演奏する事はありますが、ピアノやヴァイオリンのように根付く事は難しかった・・」
和の観念の魅力を洋楽器を通じて奏でてみる方法で世界中に発信したい。西本はその想いを込め公演に制作に挑む。

卒塔婆の語源が、サンスクリット語でStupa(ストゥーパ)であった事を知った時、私の中で点と点が繋がった。

今回、世界初演となるこの作品は、能楽作品の【卒塔婆小町】とも三島由紀夫氏の【卒塔婆小町】とも異なる、新作の舞台。
台本は、小野小町の残した歌を軸に「輪廻転生・無為の罪」をテーマに西本智実が書き下ろした。
数年前、卒塔婆の語源が、サンスクリット語でStupa(ストゥーパ)であった事を知った時、彼女の中で点と点が繋がり始めた。ストゥーパ→ソトバ→漢字を当てて卒塔婆。
観阿弥が生み世阿弥が磨いたお能【卒塔婆小町】という日本の古典をイノベーションオペラとして小野小町の孤独を甦らせたいと願い、舞台を製作したい情熱に駆られて模索準備していたマエストロの思いが富山で花を咲かせる。

あらすじ

INNOVATION OPERA ストゥーパ 新卒塔婆小町

諸国遍歴の修行の道中の二人の僧の前に現れたのは、卒塔婆に腰掛ける老婆。
「仏を象った卒塔婆に腰掛けるとは…」二人の僧が説教するも逆に老婆に論破されてしまう。
老婆はかつてその美貌と知性であまたの殿御を虜にした名高き“小野小町”と名乗るのだった。
やがて、二人の僧の目に映る老婆は次第に輝きを増し艶かしく…
孤高幽玄の世界を、オーケストラと合唱が奏で、俳優陣が演じる。

TV CM スポット動画

プロフィール

西本智実 Tomomi Nishimoto

イルミナート芸術監督兼首席指揮者、ロイヤルチェンバーオーケストラ音楽監督兼首席指揮者、日本フィルミュージックパートナー。大阪音楽大学客員教授、松本歯科大学名誉博士。平戸名誉大使第1号、大阪国際文化大使第1号。
名門ロシア国立響及び国立歌劇場で指揮者ポストを外国人で初めて歴任、世界約30ヶ国の名門オーケストラ、名門歌劇場、国際音楽祭等より指揮者として招聘。2013年よりヴァチカン国際音楽祭に毎年招聘され、2014年にはヴァチカンの音楽財団より【名誉賞】が最年少で授与。国家戦略担当大臣より感謝状など受賞多数。
2007年ダボス会議のヤンググローバルリーダーに選出。2015年エルマウ(ドイツ)、2016年伊勢志摩G7サミットの日本国CM及び日本国政府公式英文広報誌に国際的に活躍している日本人として起用。ハーバード大学院に奨学金研修派遣され修了。
BSジャパン「ミステリアス・ジャパン」(毎週木曜日17:29~放送)のナビゲーター、音楽・指揮を務めている。また、NHKラジオ第一『NHKマイあさラジオ「サタデーエッセー」』レギュラーゲスト。

西本智実公式HP http://www.tomomi-n.com/

佐久間良子 Yoshiko Sakuma

東京都出身。東映第四期ニューフェース。
映画「故郷は緑なりき」でデビュー。「五番町夕霧楼」でサンケイ新聞社シルバースター主演女優賞と京都映画主演女優賞を、「湖の琴」でNHK主演女優賞を受賞。「人生劇場 飛車角」「細雪」ほか、130本以上の映画に出演。
テレビでは「徳川の夫人たち」「皇女和宮」「天璋院篤姫」等、数多くの作品に出演し、特にNHK大河ドラマ「おんな太閤記」では、ねね役で女性初となる主演を務め平均視聴率30%超えで多くの視聴者を魅了した。1982年松尾芸能賞(テレビ優秀賞)受賞。
舞台では初舞台にして4ヶ月のロングランとなった三島由紀夫原作「春の雪」や「桜の園」「椿姫」「長崎ぶらぶら節」等多数 「唐人お吉」では文部省芸術祭賞と菊田一夫演劇大賞を受賞。
趣味の書道では1975年日展に入選、2000年毎日書道展で毎日賞受賞。2005年北陸書道院院展大賞受賞。
2008年ニューヨークの日本クラブにて書道展開催、2011年文化庁長官賞。2012年旭日小綬章。

木村了 Ryo Kimura

東京都出身。2002年「ジュノンスーパーボーイコンテスト」で審査員特別賞を受賞。俳優、タレントとしてテレビドラマやバラエティー番組などに出演。主な出演作は、フジテレビ『ウォーターボーイズ2』『のだめカンタービレ』『花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス』、TBS『特急田中3号』、日本テレビ『X’masなんて大嫌い』、映画『赤い糸』『東京島』『最終兵器彼女』、CM『明光義塾』、舞台『嫌われ松子の一生』『赤と黒』『薄桜鬼』など。
デビュー作ジュノンスーパーボーイコンテスト特別賞受賞
代表作品ミュージカル『花より男子』(2016) / 舞台『學蘭歌劇「帝一の國」-血戦のラストダンス』(2016) / フジテレビ『間違われちゃった男』(2013) 他

たかお鷹 Taka Takao

福岡県出身。1974年文学座研究所入所。1979年座員となる。俳優として、舞台やドラマで活躍する。主な出演作品は、舞台『ヘンリー六世』『エル・スール』『現代能楽集 鵺』『かもめ』『殿様と私~殿、踊りましょうぞ~』、テレビ『あしたの家族』『特捜最前線』『ほーむめーかー』『武蔵 MUSASHI』『葵・徳川三代』『菊亭八百善の人々』など。舞台『缶詰』では、平成12年度 第55回芸術祭賞受賞、舞台『ゆれる車の音』『錦鯉』平成18年度 第41回紀伊國屋演劇賞個人賞など、多数の受賞歴も持つ。
代表作品映画『ひだるか』 / 舞台『白夜の女騎士』・『間違いの喜劇』・『眠り姫-sleeping beauty-』 / TBS『月曜ミステリー「湯の町コンサルタント」シリーズレギュラー』 他

イルミナートフィルハーモニーオーケストラ

2013年11月アジアのオーケストラとして史上初めて【ヴァチカン国際音楽祭】【枢機卿ミサ】で演奏。その演奏は熱狂的に絶賛され2014年より毎年ウィーンフィルと共にメインオーケストラとして招聘、2014年よりサンピエトロ大聖堂での【ローマ教皇代理ミサ】の模様はヴァチカン放送により世界同時中継されている。
芸術監督西本智実のもと、受賞歴を多く持つ国内外のオーケストラ首席経験者などの奏者で結成され、国籍・国境を超越する今までの既成概念から抜け出した新しいスタイルのオーケストラ。京都南座ではオペラ『蝶々夫人』全幕を京都の芸妓・舞妓衆との共演、泉涌寺音舞台、高野山開創1200年記念法要演奏会、開業125周年記念帝国ホテル芸術祭等、各地の伝統芸能を採り入れ新しい融合により日本文化を世界へと発信。ベトナム公演での民族楽器ダンバオとの共演や2015年日韓国交正常化50周年記念の公演など、アジア文化の新しい融合も発信。幅広い活動をしている。テレビやCMにも出演多数。

イルミナート公式HP http://illuminartphil.com
イルミナート公式Twitter https://twitter.com/IlluminArtPhil

イルミナート合唱団とやま

今回の公演の為に特別に結成された合唱団。
メンバーは地元富山で活躍する合唱愛好家37名で構成される。

公演概要

総合
プロデュース・
指揮
西本智実
作曲 織田英子
作曲補 西本智実
出演 佐久間良子、木村了、たかお鷹
公達ソリスト 公達テノールⅠ:杉江恭輔、公達テノールⅡ:濱田翔
公達バスⅠ:小仁所良一、公達バスⅡ:河村洋平
舞踊 玄玲奈
管弦楽 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ
合唱 イルミナート合唱団とやま ※富山市民選抜メンバー
能監修 十世 片山九郎右衛門
古文監修 片平厚子
日時 平成29年10月1日(日)
14:00開演(13:00開場)
※開演40分前から西本智実によるプレトークを実施します。
会場 オーバード・ホール
チケット料金 S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円 学生券2,000円(小学生~大学生)
[全席指定・税込]
※学生券をお持ちの方は、公演当日、空席からお席をご用意致します。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
発売日 アスネット会員先行発売:7月8日(土)のみ
一般発売:7月15日(土)から
プレイガイド アスネットカウンター ☎076-445-5511 営業時間10:00~18:00/月曜日定休(月曜日が祝日の場合翌平日休み)
アスネットオンラインチケット
アーツナビ
チケットぴあ(Pコード:339-833)、ローソンチケット(Lコード:55292)、
富山大和、高岡大和、香林坊大和、石川県立音楽堂チケットボックス
主催 (公財)富山市民文化事業団、富山市
共催 北日本放送、北日本新聞社
お問い合わせ (公財)富山市民文化事業団総務企画課
☎076-445-5610(平日8:30~17:15)
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