オーバード・ホール開館20周年記念事業 松竹大歌舞伎

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演目・みどころ

演目

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紹介

出演者

役者一覧

今回の公演の見どころはココ!

松浦の太鼓

本作は赤穂浪士の敵討ち事件を題材とする古典ドラマ「忠臣蔵」の外伝劇。主君を失った浪士らに同情するお殿様・松浦侯の屋敷は、浪士が目指す敵・吉良邸の隣。師走のある日、ある出来事が侯の耳に入り・・・。熱いハートを持ったお殿様の一日を、喜怒哀楽たっぷりに描きます。

「お殿様」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
上品でおっとり?世間知らずでわがまま?

「松浦の太鼓」の松浦侯は、いかにもお殿様らしいザ・お殿様。赤穂浪士のリーダー・大石内蔵助とは、若い日に兵学校の門弟同士。そのため大石に肩入れし、浪士の討ち入りを心待ちにしています。諸芸に通じた風流人でもありますが、楽しげに俳諧を作っていたかと思えば、討ち入りの気配がないと知ると、ブツブツと不機嫌に。私利私欲や裏表がなく、何ともいえず愛嬌のある松浦侯のキャラクターが、最大の魅力です。

※1「天地人の乱拍子(みだれびょうし)」松浦侯と大石が学んだ兵学校独特の陣太鼓のリズム。これがわかるのは同門同士の証拠。
※2「鷹揚(おうよう)」簡単にいえば「セコくないこと」。小さな事にこだわらず、ゆったりしている様子。お殿様らしい資質といえる。

〈 あらすじ 〉
雪降る師走の日、俳諧の師匠・宝井其角は、すす竹売りに落ちぶれた元弟子で、赤穂藩士の大高源吾に出合います。すす竹は、年末の大掃除の道具です。実は源吾は、吉良邸討ち入りの準備のため、屋敷内の様子を偵察しやすい、すす竹売りに身をやつしていました。敵討ちの意思はないと語る源吾に、其角が「年の瀬や水の流れと人の身は」と、連句を投げかけます。すると源吾は「あした待たるるその宝船」とつけて立ち去って行きます。
翌日、松浦邸の句会に招かれた其角は、松浦侯に源吾の様子を語ります。討ち入りの様子がないと知り、不機嫌になった松浦侯は、腰元として奉公中の源吾の妹を解雇しようとします。やがて隣家から聞こえてきた陣太鼓。それは松浦侯が、若い日に兵学校で習った打ち方であり、大石らの討ち入り合図でした。「宝船」とは、討ち入りによる大願成就の意味だったのです。それに気づいた松浦候の興奮が最大の見せ場です。
誰の胸にも「希望」という名の宝船があるー。観終わった後には、きっとそんな風に思える事でしょう。

文・イラスト 辻和子
イラストレーター。嵯峨美術短期大学卒業。歌舞伎や映画、旅のイラストエッセイでも活動。東京新聞など連載多数。著書に「一番わかりやすい歌舞伎イラスト読本」「恋するKABUKI」実業之日本社、「歌舞伎にすと入門」東京新聞社など。シャンソンの祭典パリ祭のメインビジュアルなども手がけている。
http://ktsuji.com/

解説

ご挨拶

市川染五郎が素顔で登場し公演各地にご来場いただいた皆様にお目見得のご挨拶を申し上げます。客席と舞台が近しく感じられる一幕です。

晒三番叟(さらしさんばそう)

箱根権現では奉納された源氏の白旗が紛失し、騒ぎになっている。そこへ現れたのは、曽我二の宮(壱太郎)。周囲から怪しまれる二の宮は、奉納だと言って三番叟を踊り始める。実は、この二の宮は平忠度の娘如月姫。やがて、姫は源氏の白旗を使って布晒しを見せるのだった。
本作は本外題を『今様四季三番三』といい宝暦五年(一七五五)に江戸市村座で初演されました。裾を引いた姫が三番叟を踊るという趣向が珍しく、『晒三番叟』の外題のとおり、躍動的な布晒しがみどころの舞踊です。

松浦の太鼓(まつうらのたいこ)

雪が降る両国橋で、赤穂浪士の大高源吾(歌昇)は俳諧の宗匠宝井其角(橘三郎)と出会う。源吾は「明日待たるゝその宝船」と詠んで、その場を別れる。
翌日、大名の松浦鎮信(染五郎)の屋敷では句会が行われている。源吾の妹お縫(高麗蔵)は松浦邸に腰元として仕えているが、松浦侯はお縫を見ると不機嫌になる。それと言うのも、松浦侯は赤穂浪士たちが隣家の吉良邸に討入しないことを不満に思っているからであった。だが、其角から源吾の下の句を聞いた松浦侯はその意味を考え始める。そこへ隣から陣太鼓の音が聞こえ、松浦侯は赤穂浪士の討入を悟るのだった。
本作は明治三十三年(一九〇〇)に大阪朝日座で上演されました。『忠臣蔵』の外伝物のこの作品は、討入を心待ちにする松浦侯の喜怒哀楽を中心に、登場人物たちの心情が細やかに描かれた人気作です。

粟餅(あわもち)

江戸の街中にやって来たのは、粟餅売りの杵造(染五郎)とおうす(壱太郎)。ふたりは早速、粟餅を作り始めると、名物の粟餅の曲投げを見せていく。やがて、ふたりは六歌仙の人々の様子を踊ったり、団扇太鼓を打ち鳴らしたりと賑やかな様子で、去っていくのだった。
本作は弘化二年(一八四五)に江戸中村座で初演されました。当時、江戸で人気の粟餅売りの姿を舞踊化したこの作品は、粟餅の曲投げや曲取りを賑やかな踊りで見せるのが眼目です。息の合ったふたりによる軽妙な舞踊をお楽しみください。

オススメ! 同時解説イヤホンガイド

イヤホンガイド 使用料700円+保証金1,000円

歌舞伎は難しそう…という方にはイヤホンガイドのレンタルがおすすめ!
経験豊富な解説陣が舞台の進行にあわせて衣裳・音楽・道具など、みどころや聴きどころをわかりやすく解説します。
そしてなんと、今回のイヤホンガイド特別放送は、染五郎さんの全面協力による、巡業ならではのとっておきな放送を予定しています。
染五郎さんは、何年かに1度しか伺うことのできない地で、その日1日、歌舞伎公演をどう楽しんでいただくか、そのためにありとあらゆる方法を考えていきたい、と初めて座頭を務める公演に並々ならぬ意気込みを見せていらっしゃいます。
歌舞伎を楽しくご覧いただくために、未だかつてない放送内容を検討してくださっています。現地レポートやグルメレポートなどを交えた日替わり放送になるのか、はたまた、染五郎さんとのご当地対決企画になるのか、乞うご期待ください。
詳しくは http://www.eg-gm.jp/e_guide/about.html

イヤホンガイドは、公演当日に劇場ホワイエで貸出します。
使用料700円 保証金1,000円

制作発表コメント

4月14日(木)銀座のホテルにて、製作発表が開催されました。
今回の巡業で、初めて座頭を務める市川染五郎さんが出席され、意気込みや抱負を語りました。

公文協の巡業は何度か出演させて頂いていますが、
座頭で行かせて頂く事は初めてで、大きな責任を感じております。

『松浦の太鼓』は、大好きなお芝居ですし、憧れのお芝居でもあります。
憧れていた役なので、今回演じさせて頂けるのは非常に嬉しく、興奮をしている状態です。
なんとか自分が誰よりも、演じる回数を多くなるようにという事を目標にしております。
高麗蔵さん、歌昇くんも初役ですが、素晴らしいお芝居になる様に努めたいと思っています。

粟餅はあまり上演されない踊りですが、賑やかで楽しい踊りです。
壱太郎くんと楽しく作り上げられればと思っております。

そしてご覧いただいた皆様に、歌舞伎に興味を持って頂き、その後、東京の歌舞伎座を始めとした劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

比較的平均年齢の若い座組みです。一日一日を精一杯勤めたいと思います。
その土地土地の皆様にとっては、たった一日の大事な公演ですので、盛り上げていきたいです。

今回の公演は、【(公社)全国公立文化施設協会 主催 東コース】によるもので、全国27か所で巡業を予定しています。
憧れの「松浦鎮信」役に、気合十分の染五郎さん。富山での演技にも期待が高まります!
今回は注目のフレッシュな顔ぶれがそろいました。歌舞伎には興味があるけれど、まだ観たことのない方にもお勧めです!

公演概要

オーバード・ホール開館20周年記念事業

平成28年度(公社)全国公立文化施設協会主催東コース
松竹大歌舞伎

開催日時 平成28年7月24日(日)
昼の部12:30開演/夜の部17:00開演(開場30分前)
会場 オーバード・ホール
入場料 好評発売中!
プレミアム席7,000円完売、S席6,000円、A席5,000円、学生券2,000円(大学生以下)

[全席指定・税込]
※プレミアム席は各回160席限定、アスネットカウンターのみ取扱い。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※学生券をお持ちの方は、公演当日、空席からお席をご用意します。学生券のアスネット会員割引はございません。
プレイガイド アスネットカウンター(オーバード・ホール1階)☎076-445-5511
チケットWeb松竹
ローソンチケット(☎0570-084-005/Lコード:53037)
チケットぴあ(☎0570-02-9999/Pコード:450-059)
アーツナビ(富山県民会館/富山県教育文化会館/高岡文化ホール/新川文化ホール)、富山大和、高岡大和
主催 (公財)富山市民文化事業団、富山市
共催 北日本新聞社、富山テレビ放送
申込先・
お問い合わせ
(公財)富山市民文化事業団 総務企画課
☎076-445-5610(平日8:30~17:15)

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