弧の会×若獅子会 2020.3.7

  • TOP
  • プロフィール
  • 演目紹介
  • 公演概要

ご来場のお客様へ

「弧の会×若獅子会」は予定どおり開催いたします。

①ご来場前には下記の「お知らせとお願い」を必ずお読みください。

ご来場される皆さまへのお知らせとお願い
(新型コロナウイルス感染症関連)

※新型コロナウイルス感染対策を徹底して開催します。客席は1席ずつ間隔を空けて販売しております。県外から富山入りするキャスト・スタッフは全員PCR検査で陰性を確認済です。

②ご来場の際には、チケットにお名前と連絡先をご記入ください。
混雑緩和のため、事前のご記入にご協力をお願いします。

5月28日現在
主催:(公財)富山市民文化事業団

TOP

オーバード・ホール開館25周年記念
弧の会×若獅子会

颯爽と舞い、賑やかに打ち囃す!
伝統芸能の現在進行形。未来を見据えて、いざ富山へ

日本舞踊のすばらしさを広く伝えるべく、流派を超えて集まった男性日本舞踊家たち「弧の会」。
邦楽囃子の新しい形を発信するべく、若手邦楽囃子方が流派を超えて集結した「若獅子会」。
パワフルな群舞と、和のパーカッションによる「技」の競演が、オーバード・ホールで繰り広げられる。
2020年コロナ禍で中止となった富山公演が実現!
紋付き袴姿の男達が醸し出す「粋と艶」を存分に!

流派を超えた、古典の革命者たち

旧弊な古典芸能へのイメージをもっているかたは今回の公演で驚愕するはずだ。旧来のイメージを破壊的に刷新してくれるのが、今回出演する日本舞踊家集団「弧の会」と邦楽囃子方集団「若獅子会」である。
「弧の会」が月並みな日本舞踊の概念を足元から崩してくれる。結集した7つの異なる流派の男性舞踊家たちは、衣装も化粧も鬘もつけず黒紋付袴姿のいわゆる「素踊り」で息を呑むような激しく美しい迫力の群舞を見せてくれる。跳ぶ、跳ねる、横転はする、まるでEXILEだ。日本舞踊ってこんなカッコイイものでもあるんだと再認識するだろう。
「若獅子会」の「音」にも衝撃を受けてほしい。囃子は歌舞伎役者や能役者の演技に目を奪われ、伴奏音楽的にしか聴いていないという人が多いと思うが、9人の太鼓,鼓、笛の圧巻の演奏は日本人の体内に呼応する太古からのバイブレーションであることが実感できる。囃子は身体をスイングさせて聴くものであることを発見するはずだ。
この二つが合体して本格オペラ上演のための三面半舞台のオーバード・ホールでぶつかり合うのだから興奮は抑えられない。「若獅子会」の創作囃子曲で「弧の会」の振付による舞踊『火牛』の初演である。ご当地富山が誇る五箇山文化の始まりとして知られる木曽義仲が平維盛の大軍を打ち破った「火牛の計」が題材の舞踊だ。ご存知のように、数百頭の牛の角に松明をくくりつけて敵中に向けて放つという有名な源平合戦のひとつである。勇壮で圧巻の息をのむ舞台が待っている。
古典芸能にもパラダイムシフトがやってくる。オンラインなどで敷居は低くなった面もあるが、バーチャルでは身を震わせる感動はけっして生まれてこない。生で五感を駆使して鑑賞する以外には。

守田梢路(古典芸能エッセイスト)

演目紹介

日本舞踊家集団「弧の会」(このかい)

日本舞踊のすばらしさを広く伝えるべく、流派を超えて集まった男性日本舞踊家たち

特色の異なる数々の流派が存在する日本舞踊界において、「日本の踊りの素晴らしさを未来へ繋げよう」という熱い思いから、一線で活躍中の男性舞踊家たちが流派を超えて結集したユニット。1998年に結成以来、紋付・袴のみの「素踊り」を基本に、迫力に満ちた新作舞踊を次々と発表。中でも2000年初演『御柱祭(おんばしら)』は、新作としては異例の60回を超える再演を全国各地で重ね大反響を呼んでいる。また若い世代に向けた普及活動も精力的に展開中。活動の方向性とそのクオリティは、各方面より高い評価を受け、いま最も熱い注目を浴びる日本舞踊家集団である。2000年度、舞踊批評家協会新人賞受賞、2008年度文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。

「弧の会」

泉 徳保
市山松扇
猿若清三郎
西川扇衛仁
西川大樹
花柳榮輔
花柳寿美藏
藤間勘護
藤間章吾
藤間仁凰
若柳吉優
若柳里次朗

邦楽囃子方集団「若獅子会」(わかじしかい)

邦楽囃子の新しい形を発信するべく、若手邦楽囃子方が流派を超えて集結

同世代の邦楽囃子方が<伝承・普及・創造>を旨に、流派を超えて2006年に結成。同年、第一回 若獅子会公演を中央区立日本橋公会堂(日本橋劇場)にて開催以後ほぼ毎年自主公演を重ねる。創作囃子曲を収録したCDをリリース、日本舞踊家集団「弧の会」とコラボレーション、文化庁・文化芸術による子供育成総合事業(巡回公演事業)をはじめとする学校での公演等、囃子方演奏家が主体となり邦楽囃子の新しい可能性を追求している。2016年、 オリジナル楽曲『若獅子Ⅰ』が、邦楽の伝統を踏まえた優秀な創作作品に贈られる「中島勝祐創作賞」を受賞。2018 年、(公財)日本文化藝術財団より「創造する伝統賞」を受賞。

若獅子会

堅田喜三郎
藤舎呂凰
福原貴三郎
福原鶴之助
福原百之助
鳳聲晴久
望月正浩
望月左太助(助演)
福原寛瑞(助演)

演目紹介

【弧の会・若獅子会】
『若獅子』(わかじし)
疫病退散を祈り、舞い、囃す!

普段は<伴奏>を務める邦楽囃子が、<主奏>として表現を追求することは、若獅子会の活動コンセプトの一つ。その初の創作曲『若獅子Ⅰ』に弧の会が振付を施し、『若獅子』として2014年に初演。邪気払いの足拍子と鈴の音など、古典舞踊の三番叟物の動きや様式をベースとしながらもスピード感、躍動感に溢れた作品として、好評のうちに再演を重ねる。『若獅子Ⅰ』は、2016年に優れた作曲作品に贈られる「中島勝祐創作賞」を受賞。

【弧の会】
『御柱祭』(おんばしら)
翔る、跳ぶ、舞う!「弧の会」の代表作

長野県諏訪市に伝わる天下の奇祭「御柱祭」をモチーフとした「弧の会」の代表作。神への祈りと祭に命を懸ける男たちの熱い姿を、鼓童の楽曲を用いて舞踊化。御神木となる木を山中で選ぶ「見立て」に始まり、伐採に使う斧の「火入れ式」などの神聖な儀式から、祭に心浮き立つ男達の花笠踊りや長持道中。やがて御神木を運ぶ里曵きの様子へと続き、命懸けの「木落し」の様を見せる。2000年度 舞踊批評家協会賞・新人賞受賞、2008年度 文化庁芸術祭賞・優秀賞受賞(舞踊部門)

【若獅子会】
囃子組曲 『鷹と獅子』(たかとしし)
若獅子会が挑む邦楽囃子の意欲作

昨年他界された囃子方人間国宝・堅田喜三久師による、数々の伝統的な手法を用いた構成曲。能管と篠笛で空飛ぶ鷹の羽が風を切り風をはらむ様を、小鼓は鷹の首や足の動き、大鼓で鋭く啼く音を表現。古来より伝わる能楽囃子と後に生まれた歌舞伎囃子を奔放に組み合せて描く「鷹」の勇姿。一方、想像上の聖獣「獅子」の荒々しい力感と優美さを、能楽の四拍子(小鼓・大鼓・太鼓・笛)で表現。古へより人々に愛されてきた鷹を獅子の魅力を味わっていただく新たな囃子構成曲。

【弧の会・若獅子会】
『火牛』(かぎゅう)
2021年5月29日 オーバード・ホール初演

富山県が誇る独自の五箇山文化は、平安時代末期、源平合戦で敗れた平家の落武者が、逃れて住み着いたことから始まると言われる。総大将・平維盛率いる大軍は倶利伽羅山中に本陣を敷き、源義仲軍を待ち構える。一方、義仲は味方の軍を七手に分けて好機を伺う。夜半、角に燃え盛る松明を付けた数百頭もの牛と共に背後から一気に平家の陣に突入。世に言う木曽義仲の「火牛の計」であり、この戦いを期に平家は一気に滅亡に向かう。この戦の模様を、若獅子会が手法と古典の手組を織り交ぜて囃子のみで表現し、弧の会が伝統的な身体表現をベースに迫力とスピード感を加味してダイナミックに振付。全国屈指のオーバード・ホール三面半舞台機構を駆使した迫力ある演出に乞うご期待。

公演概要

日程 2021年5月29日(土)15:00開演(14:00開場)
会場 オーバード・ホール
入場料 一般:4,000円 U-25:1,000円<全席指定・税込>
※座席は間隔を空けて販売します。
※未就学児入場不可。
※U-25:鑑賞時25歳以下対象。公演当日、鑑賞者ご本人が年齢のわかる身分証をご提示のうえ、ご入場ください。
※車椅子席は、アスネットカウンターのみ取り扱います。電話または窓口までお問い合わせください。
チケット発売日 アスネット会員先行発売日 3月6日(土)のみ
一般発売日 3月14日(日)より
プレイガイド アスネットカウンター ☎︎076-445-5511
営業時間/10:00~18:00 月曜日定休(月曜日が祝日の場合、翌平日休み)
アスネットオンライン
チケットぴあ(Pコード:505-289)
ローソンチケット(Lコード:52651)
富山大和
石川県立音楽堂チケットボックス
ご来場にあたってのお願い ご来場される皆さまへのお知らせとお願い
※新型コロナウイルス感染対策を徹底して開催します。感染状況によっては公演の開催に変更が生じる場合がございます。ご来場前にはHPで最新情報をご確認いただきますようお願いします。
主催 (公財)富山市民文化事業団、富山市
共催 チューリップテレビ、北日本新聞、FMとやま
協力 古典空間
お問い合わせ (公財)富山市民文化事業団 総務企画課 ☎︎076-445-5610(平日8:30~17:15)
前の画面に戻る
PAGE TOP