東京芸術大学作曲科および指揮科卒業。1974年、第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団音楽総監督(現ハンガリー国立フィル)、日本フィル音楽監督、アーネム・フィル常任指揮者をはじめ、国内外で数々のオーケストラのポジションなどを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章、2010年にはハンガリー文化大使の称号が授与されている。現在、ハンガリー国立フィル、日本フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読響の特別客演指揮者、九州交響楽団の首席客演指揮者、東京芸術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授などを務める。2012年、東京文化会館音楽監督に就任。2013年、旭日中綬章受賞。2014年3月ハンガリーデビュー40周年を記念してブダペストにて40周年記念コンサート・シリーズが行われ、ハンガリー国立フィルとマーラー:「復活」を演奏。
4歳からピアノを始める。国内外での受賞を経て、1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。 温かい音色と叙情性、卓越した音楽性が高く評価され、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活躍している。これまでに国内外のオーケストラと共演を重ねている他、2016年秋からはデビュー30周年を記念した公演が、全国各地で予定されている。音楽の無限の可能性を信じ、子どものためのプロジェクト、ワークショップ、演劇とのコラボレーションなど多彩な活動も実施。魅力的な内容とともに豊かな人間性が多くのファンを魅了している。CDはソニー・ミュージックと専属契約を結び多数リリース。新著の『ピアニストはおもしろい』(春秋社)も版を重ねている。メディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。
仲道郁代オフィシャル・ホームページ
http://www.ikuyo-nakamichi.com
1923年に創立。創立以来、ハンガリーの首都ブダペストに本拠を置き、ハンガリー音楽界の中心的な役割を担ってきた。これまでにフリッチャイ、クレンペラー、ドラティ、フェレンチク、アンセルメ、メータ、マゼール、バルビローリ、ストコフスキー、アバドなどの指揮者と共演。1987年から10年間、小林研一郎が音楽監督を務め。1997年秋には、ゾルタン・コチシュが音楽総監督に就任、世界各地からの招聘を受け40カ国で100回以上の演奏会を行う。