ワークショップ振り返り
先月になりますが、8月8日(火)~13日(日)、ミュージカル・ワークショップ『WE♡MUSICAL2023』を開催しました。
毎年恒例のワークショップ、今年は特別に中ホールでの開催。そして夏休みシーズンということで、【キャンプ】をテーマに、沢山の方に中ホールに親しんでいただけるよう目指しました。
ワークショップには、「シーンスタディ」「オープンクラス」「ホームルーム」の3種類のクラスがありますが、キャンプがテーマとはいえ、まずはしっかりとミュージカルを学んでいただくことが大切。ということで、キャンプ要素は「ホームルーム」の一身に背負わせることになり、クラスの副題も「シアターキャンプ」になりました。
では「シアターキャンプ」とは…
まず、円になった受講生の中央には木を組んで明かりを灯したセット。そのセットに火を灯すことから始まり、ゲーム、フォークダンス、語らい、合唱、そして最後は就寝。まさに”キャンプファイヤー”。懐かしくも新鮮で、白熱しつつも癒される、そんな時間になりました。
シアターキャンプの後、受講生に感想を聞くと、「舞台が怖い場所じゃなくなりました!」と。
その方は「シーンスタディ」受講者で、3日間で歌とダンスを覚えるのにプレッシャーがあったそう…それがホームルームを経験し「舞台は寝てもいい場所なんだ」と思ったら少し楽になったそうです。
講師の皆さんの遊び心やアイディアが形になった「シアターキャンプ」が、こんな風に受講生の緊張をほぐすなんて。舞台の奥深さ・素晴らしさを実感しました。演出の本間憲一先生は「キャンプをしたことがない」とおっしゃりながらも、楽しそうにアイディアを出し続けてくださり、本間先生の本気の遊びに、受講生が参加したような、そんなキャンプだったように思います。
そして、辛い素振りは微塵も感じさせずに、ご自宅で振りや歌詞を覚え、3日目のお披露目会までシーンスタディをやり抜いてくださった受講生の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
「シーンスタディ」「オープンクラス」「ホームルーム」、すべての時間が中ホールの素敵な歴史の1ページになりました。また皆様にお会いできる日を楽しみに☆彡