公演概要

ことば、調べ、踊りが描く おわらの情景。

三百年にわたり受け継がれてきた、富山・八尾の伝統行事「おわら風の盆」。
その『前夜祭』が、この夏、オーバード・ホールで開催されます。
自分たちの町に息づく『おわら』の魅力を、あらためて知る一日です。

第１部　語りで紡ぐ「おわら」のお噺

【作・演出】タニノクロウ（劇作家・演出家）　
【出演】12：00の部　柴田理恵
　　　　15：00の部　瀧内公美

実演だけでは伝えきれない、八尾の風景や人々の想いを、物語としてお届けします。
脚本は、富山市出身の劇作家・演出家 タニノクロウによる書き下ろし。季節の移ろいに寄り添いながら育まれてきた「おわら」の記憶を、俳優たちが語り紡ぎます。

※脚本は、12:00の部と15:00の部で一部内容が異なります。

第２部　実演で魅せる「越中おわら節」

【演出】タニノクロウ（劇作家・演出家）、曽根朗（オーバード・ホール）
【出演】富山県民謡越中八尾おわら保存会

富山県民であっても「おわら」の歌詞を知る機会は多くありません。本公演では、先人達が残した美しい歌詞の数々を投影し、映像や照明、音響、舞台機構とともに立ち上げます。
唄と踊り、そして言葉が重なり合い、劇場ならではの幻想的な「おわら」の世界が広がります。

※実演は、12:00の部と15:00の部とも同じ内容です。

出演者・スタッフ

第1部 出演

12:00の部／柴田理恵
15:00の部／瀧内公美

プロフィール

柴田 理恵　Rie Shibata

富山市出身。明治大学文学部演劇学科卒業。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に久本雅美らとWAHAHA本舗を設立する。バラエティ、テレビドラマ、映画、ラジオと多方面で活躍中である。最近では劇団公演以外にも小劇場の舞台に精力的に出演している。主な出演作は、ドラマ『サザエさん』『ひよっこ』『続・最後から二番目の恋』、映画『化粧師』『来る』『老後の資金がありません』、舞台『喜劇売らいでか! 』『スターマン』『大誘拐』など多数。

【今後の予定】2025年10月10日シアター1010『大誘拐』出演

瀧内 公美　Kumi Takiuchi

高岡市出身。2012年映画デビュー。以降多くの映画・ドラマに出演。2021年公開の主演映画『由宇子の天秤』で、第31回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞ほか、国内外で多くの賞を受賞。近年の主な出演作に、映画『敵』『奇麗な、悪』『Ravens』『国宝』、大河ドラマ『光る君へ』TBS『クジャクのダンス、誰が見た？』NHK連続ドラマ小説『あんぱん』など。舞台では『夜叉ヶ池』『夫婦パラダイス』などに出演。現在、日本テレビ系連続ドラマ『放送局占拠』に出演中。

【今後の予定】映画『宝島』が9月19日より全国公開。

第2部 出演

富山県民謡越中八尾おわら保存会
唄／黒田文子　嘉藤稔　桐崎弘樹
囃子・太鼓／深道剛志
三味線／城岸司　杉江宏之
胡弓／長谷川晃司
踊り／井上裕輔　清水優作　高野慎之助　野口太陽　山田千紗都　深道舞　花木早菜恵　村杉和香奈　古川琴奈

スタッフ

作・演出／タニノクロウ
照明／吉田仁美
音響／曽根朗
映像・Motion Graphic／Digital Atelier 夏灯工房
VJ／Yuich!
イラスト／桜哉
舞台監督／進士大輔
プロデューサー／福岡美奈子
企画制作／（公財）富山市民文化事業団

チケット