イベント概要

トヤマ・パフォーミングアーツ・フェスティバル in オーバードホール Dance! ダンス! DANCE!

富山市民芸術創造センターで活動する団体が、
日頃の成果を発表するフェスティバル。

今年のテーマはDANCE

ジャンルや世代を超え、富山で活躍するダンサーたちが、
オーバード・ホールを熱くする!

2016 2/28 SUN 14:00-17:00

会場 オーバード・ホール アクセス 入場無料

このイベントは“東日本大震災復興支援チャリティイベント”として開催します。
出演団体からいただいた参加費は全額義援金として被災地へ送ります。

主催/(公財)富山市民文化事業団、富山市 共催/北日本新聞社、北日本放送

お問い合わせ

(公財)富山市民文化事業団 総務企画課 〒930-0858 富山市牛島町9-28 オーバード・ホール

TEL.076-445-5610(平日8:30〜17:15) FAX.076-445-5601

kikaku1@aubade.or.jp

主演団体

1フラメンコ

ADELANTE!(アデランテ)

ADELANTEは、スペイン語で「前に向かって進む」という意味の言葉です。フラメンコは奥が深く、リズムや動きも難しいですが、少しずつでも理解できるよう、前進していきたいと思っています。今回は、昨年10月の発表会で好評いただいた3曲をオーバード・ホールという素晴らしい舞台で披露します。

2フラメンコ

ALEGRIA(アレグリア)

ALEGRIAは、高岡市・射水市を中心に、富山市や砺波市でも活動してるフラメンコグループです。小学生から70代までのメンバーが、週1〜2回のレッスンを受けながら様々なイベントや慰問に参加しています。平成28年4月24日に「第10回記念公演」を予定しており、メンバーそれぞれが自分の目標に向かって練習に励んでいます。今回のステージでは、2曲踊ります。情熱的なリズムをお楽しみください!

3フラメンコ

PLAZA ALEGRE(プラサ アレグレ)

オラー!(こんにちは!)滝沢恵フラメンコ舞踊教室「プラサ アレグレ」です。私達は月に一度、滝沢恵先生(神奈川県在住)の指導の元、明るく楽しく練習を重ね、フラメンコを一途に追及しております。「プラサアレグレ」は昨年1月に、設立10年の節目を迎えました。教室と共に成長したメンバーは、固い絆で結ばれた友達以上の存在。今回は、東京でプロのフラメンコダンサーとして活躍を続ける主宰の滝沢恵先生と共に、魂と情熱をこめたフラメンコを表現致します。是非ご期待下さい!https://www.facebook.com/plaza.alegre

4フラダンス

アート フラ アカデミー

2001年石川県金沢市にフラ教室を開講。2005年より富山市にもフラ教室を開講。2012年より新教室名「Art Hula Academy(アートフラアカデミー)」となる。石川県、富山県で開催されるイベント出演は多数にわたる。「見る側も踊る側も楽しめるフラ」をモットーにしています。

5フラダンス

EHスタジオ マハロ ホ‘オパエ

EHスタジオ マハロホ’オパエです。富山市と射水市の公民館やカルチャースクールで月2回練習を行っています。下は小学3年生から上は81歳まで、ハワイアンと日本の曲でフラを踊っています。年に数回あるイベントや施設の慰問、お祭りなどで踊りを披露させていただいています。昨年10月には親睦も兼ねて福島のスパリゾートハワイアンズのステージで発表会を行ってきました。日々フラを通して楽しいことを見つけています。一緒にエンジョイしましょう!

6フラダンス

オラ ナニ アロハ フラサークル

オラ ナニ アロハ フラは、いつまでも健康で美しくをモットーとしている、フラの大好きな仲間達です。結成して7年目になります。いつも笑顔でアロハの心を忘れず、各種イベント参加や社会福祉施設でのボランティア等、みんなで仲良く楽しんでいます。一昨年、憧れのオーバード・ホールで踊ったことは一生の思い出です。今年は、新しいメンバーも加わり、さらに素敵なステージをお届けします!

7フラダンス

フラ・ハーラウ・オ・モーハラプア

グループ名の「モーハラプア」とは、花が開くという意味です。一人ひとりが心の中にアロハスピリッツという大きな花を咲かせ、仲良く、楽しく、和やかにフラを楽しんでいます。県内の色々なイベントや施設に呼んでいただき、皆さんに喜んでいただいています。各地でサークルを開いていますので遊びに来てください。

8フラダンス

フラハラウ ケオラロア オ カレフア プアケア

Aloha フラハラウ ケオラロア オ カレフアプアケアです。私たちは、芸術創造センターで火曜日と木曜日練習し、その成果を県内のイベントやボランティアで披露するほか、ハラウの発表会や国内外のイベントにも楽しく出演しています。上級クラスでは、国内、ハワイの大会にも積極的に参加し、今年は名古屋大会で優勝、ハワイ本大会では入賞の成績を収めました。

9ストリートダンス

スタジオ ブギーダウン

富山市中心部に位置する、富山で最初に誕生したストリート専門のダンススタジオです。クラブシーンをリードするインストラクターを擁し、入門・初級クラスなど初心者向けレッスンも充実しています。ダンス初心者からプロダンサーを目指す方まで、ダンスに対する正しい知識と技術の向上に努めるとともに踊ることの楽しさと理解を深め、ダンス仲間との交流の場となる空間作りを心がけています。また、ダンサーが活躍できる環境づくりとして、インストラクターの育成やメディアでの活動にも力を入れています。

10シアターダンス/タップダンス

オーバード・ホールワークショップ企画2015「We♥Musical」成果発表

ミュージカルの魅力を知ってもらおうとオーバード・ホールがお届けしている、ミュージカルワークショップ。今年度は初めて前期と後期を設け、前期(7月〜10月)は全8回のタップダンスコース、後期(12月〜2016年2月)は全10回、タップダンスコースとシアターダンスコースを開講しています。講師に、本間憲一氏(タップダンス)、クリス・チャベス氏(シアターダンス)をお迎えし、毎回熱の入ったワークショップが行われています。今回はその成果をオーバード・ホールで披露します!まるでブロードウェイのような迫力のパフォーマンスで魅せるシアターダンス、その靴音が奏でるリズムが人々をとりこにするタップダンス、どちらも見応え十分です!どうぞお楽しみください。

スケジュール

  • 1 フラメンコ ADELANTE!(アデランテ)
  • 2 フラメンコ ALEGRIA(アレグリア)
  • 3 フラメンコ PLAZA ALEGRE(プラサ アレグレ)
  • 4 フラダンス アート フラ アカデミー
  • 5 フラダンス EHスタジオ マハロ ホ‘オパエ
  • 6 フラダンス オラ ナニ アロハ フラサークル
  • 7 フラダンス フラ・ハーラウ・オ・モーハラプア
  • 8 フラダンス フラハラウ ケオラロア オ カレフア プアケア
  • 9 ストリートダンス スタジオ ブギーダウン
  • 10 シアターダンス/タップダンス オーバード・ホールワークショップ企画2015「We♥Musical」成果発表

※上演スケジュールは進行状況により前後する場合があります。どうぞ、ご了承ください。

小田島久恵のSpecialコラム

Flamenco(フラメンコ)

18世紀に誕生したフラメンコは、スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる情熱的なダンスです。
歌と踊りとギター伴奏とリズム(カスタネットと手拍子)で構成され、曲調やリズム、カンタオール(歌手)の歌声の変化によって、喜びや悲しみやユーモアなどさまざまな感情を表現していきます。
踊りと音楽が醸し出す何とも言われない陰影は、近代以降のスペインの歴史と深い関係があるとも言われており、秘められた哀愁を漂わせているのが特徴的。バイオーラ(女性ダンサー)の衣装は華やかで、舞台に花が舞っているようです。

hula(フラダンス)

日本でも人気の高いフラダンスは、ハワイの伝統的な舞踊です。
古代よりハワイに伝わる女神伝説とつながりがあり、一説によると気性の荒い火山の女神をなだめるために踊られたのが起源とか。
大昔から伝わる力強い「カヒコ」と、現代でもよく踊られるポピュラーな「アウアナ」に大きく分けられますが、ハワイが西洋と接触する18世紀の後半まで、フラは宗教儀式と厳密に結びついており、伝統的な「カヒコ」は男性のみ踊ることを許されていました(今では女性も踊ります)。
ちなみに「アロハ」という言葉には「こんにちは」「さようなら」「愛しています」の意味があり、フラもアロハもハワイの精神そのものだと言われています。

Hip Hop Dance(ヒップホップダンス)

1970年頃にアメリカで誕生した若いダンスで、ラテンやブラックのストリート・カルチャーが融合したヒップホップ・ミュージックに合わせて踊られます。
ダンス&ヴォーカルユニットのEXILEで一気に認知度が高まり、中学校では自己表現とコミュニケーション能力を高める目的で、体育の授業の一部に取り入れられているほど。
「ブレイキング」「ロッキング」「ポッピング」「クランピング」などのスタイルがあり、いずれもブラック・ミュージックのリズム感ベースになっています。
ヒップホップ・ダンスの人気は年々高まり、専門のトレーニングを行うダンス・スクールも増えています。

Theatre Dance(シアターダンス)

別名「ミュージカル・ダンス」とも呼ばれるブロードウェイのミュージカルで踊られている踊りを基礎にした華麗なダンスです。
今回のフェスティバルでは、「ライオンキング」や「天使にラブ・シングを…」のオリジナルな振付が踊られるほか、なじみの深いミュージカル・シーンからの抜粋が踊られます。
ダンサーには動きの正確さ加えて、見る者を楽しませる表情の豊かさも求められます。
全身からきらびやかなオーラを発散して踊るダンサーを見て、「ダンスを始めたい!」と思う人も少なくないはずです。

Tap Dance(タップダンス)

映画「雨に歌えば」や「踊るブロードウェイ」でもおなじみのタップ・ダンスは、最も人気の高いモダンダンスのひとつ。
土砂降りの雨の中、陽気に踊るジーン・ケリーの姿は、エンターテイメントの歴史の中で永遠に記憶されています。
元々はアメリカ南部の黒人ダンスをルーツにもち、黒人奴隷たちがドラムの音に合わせて踊っていたのを禁止され、代わりに足を踏み鳴らして踊ったのが(!)はじまりと言われています。
タップ・シューズには靴底の爪先と踵に「タップス」と呼ばれる金属板が張られていて、床を踏み鳴らしたときにいい音が出る仕組み。進化したタップ・ダンスはジャンルも多様化し、ビートを重視したリズム・タップのほか、ミュージカルで踊られる表現性の高いミュージカル・タップなどがあります。

小田島 久恵(イラスト・文)

音楽・舞踊ライター。クラシックを中心にオペラ、演劇、ダンス、映画に関する評論を執筆。歌手、ピアニスト、指揮者、オペラ演出家へのインタビュー多数。オペラの中のアンチ・フェミニズムを読み解いた著作『オペラティック! 女子的オペラ鑑賞のすすめ』(フィルムアート社)を2012年に発表。趣味はピアノ演奏とパワーストーン蒐集。みずがめ座。